DPE2006年06月09日 21:51

 フィルム派ならば、、、
 最終的に自分の作品を仕上げるためには、自分で暗室を作る以外ではDPEに頼ることになります。
 今日は自分のDPEとのお付き合いをご紹介します。

 そもそもDPEって何?というお話ですが、一般的に、Development Printing Enlargementの頭文字を取ってDPEと言っています。
 約すと、Development=現像、Printing=焼き付け、Enlargement=引き伸ばしのこと。それらを扱う店の看板などに使われています。
 要するに、フィルム派である自分が現像を頼んだり、プリントを頼んだり、いつもどのようにしているかということです。
 最近のネガフィルムの同時プリントは、富士フィルムのフロンティア仕上げというものが主流です。
 これは、ネガフィルムをスキャニングし、デジタルデータに変換してレーザープリンタで焼付けを行う方式で、はっきり言ってアナログフィルムを使う意味が無い方式です。
 もちろんこれにもメリットが有る訳で、最大のメリットは短時間で仕上がる、パソコンさえ使えれば、独特のラボテクニックは不要なので、バイトのお姉さんやおばちゃんでもきれいなプリントが仕上がる、ということです。
 よく、「45分仕上げ」などと言っている店は、大抵このフロンティア仕上げです。
 でもやっぱり、仕上がりはデジタル臭い感じは否めません。どうしてものっぺりした様な奥行き感の無い写真になってしまいます。
 メリハリが利きすぎている感じも、個人的には×です。
 自分はやっぱり、従来どおりの光学式のアナログ仕上げがしっくりきます。
 ただ、最近は45分仕上げとか1時間仕上げとか、早いことが至高のメリットのように言いふらす風潮がありまして、町の写真屋さんなどでは、アナログ仕上げは受け付けてくれないのが殆どです。
 ということで、自分はどこに依頼しているかというと、ズバリ、ビックカメラ大宮西口そごう店のDPEコーナーです。
 別に大手量販店だから良いって訳ではなく、何が良いって、
  • アナログプリントを受け付けている。
  • 職場から近い。昼休みに悠々往復できる。
  • 値段がそこそこ安い+ポイントサービスがある。
  • 売り場の担当に可愛い女の子がいる。(うっそ~ん)
 まあ、ほかの3つはともかく、1番目のアナログプリントで仕上げてくれる、というのがピカイチ(死語?)すね。
 殆ど毎日のようにお店に出没し、細かい注文やクレームを付けるので、完全に名前を覚えられていて、DPE受付の際のお約束である、「お名前とお電話番号を頂戴できますか?」の言葉もなし。
 フィルムを渡した途端、受付の袋に名前を書いてくれるのは、やっぱり嬉しいですね。いわゆる「お得意様」ってやつです。
 まあ、何はともあれホント、最近はどこに言ってもフロンティアで折角のフィルムの持ち味が消されてしまいますね。
 残念な世の中です。