全然更新していないですね・・・2013年09月13日 00:39



 9月になって、まったく更新していません。
 富士山ネタとか東京オリンピックネタとか、書きたいことはそれなりにあったのですが、、、とにかく仕事が一気に忙しくなり、ブログどころではなくなってしまいました。
 沖縄旅行記事も完結していませんし、白根山の写真もアップしていないし、、、

 ホント、冗談抜きで”寝る間もないくらい”という表現がぴったりで、目の回る忙しさです。
 車を運転している間に眠らないように、それだけは厳重に注意していますが、、、と書いている間にも瞼がおも~~い・・・

小学校の運動会2013年09月14日 20:59

元気よく入場行進
【元気よく入場行進】
NIKON D300S
AF-S VR Zoom Nikkor ED 200-400 F4G (280mm)
12bit RAW
1/800sec. F5.6
ISO 400


 我が家の息子たちの通う小学校の運動会がありました。
 運動会と言えば大人しくしていないのが写真オヤジでして、今年はMAPレンタルにてニイヨンヨン(200-400F4G)を借り受けD300sに装着し、完全武装で挑みました。
 去年は、D3sとMFのヨンニッパ(400mmF2.8s)+2倍のテレコン(TC-301s)だったのですが、沖縄旅行の資金にすべく、全て売却してしまいましたので、、、本当は本体はD300sではなくD3sかD4がBESTだったのですが、、、

 D300sとニイヨンヨンを組み合わせるにあたり気になったのが、テレコンバータをどうしようか、ということでした。
 昨年はフルサイズのD3sにヨンニッパ+2倍のテレコンで、実質ハチゴロー(800mmF5.6)で挑みまして、画角に不満はなかったのですが、APS-CのD300sにニイヨンヨンですと、フルサイズ換算で300-600です。これでは望遠域が少し足りないかな~と思いまして、、、
 自分が現在所有しているテレコンは、TC-17EIIで、焦点距離を1.7倍に拡大する代わりに、F値は1.5段暗くなります。
 これをD300sとニイヨンヨンの間に取り付けると、フルサイズ換算での焦点距離は510-1020となりますので、望遠域ではまず無敵と言えるのですが、合成F値が6.7となってしまいますので、D300sのAFモジュールではAFが効かない恐れがあります。
 メーカーの保証では開放F値が5.6以上に明るい場合にAFが動作するとなっていますので、F6.7ではどうかな~?という心配もありましたので、念のため1.4倍のテレコンもレンタルしました。
 結果的に、合成F値6.7でもD300sは合焦を迷うことなく、コンティニアスAFでも被写体をしっかりと追尾し続けて、全く問題なく使用できました。
 ただ、やっぱり、、、1.7倍のテレコンを使うと、若干解像度が落ちますね。そこは単焦点レンズのヨンニッパやゴーヨンとの組み合わせとは明らかな差があると感じました。

[画像にマウスカーソルを合わせ左クリックでオリジナルサイズ(4288×2848)の画像を別ウインドウで表示します(9月一杯有効)]

頑張る子供たち
【頑張る子供たち】
NIKON D300S
AF-S VR Zoom Nikkor ED 200-400 F4G + TC-17EII (500mm)
12bit RAW
1/1600sec. F8(合成F値)
ISO 400

駆け抜ける長男
【駆け抜ける長男】
NIKON D300S
AF-S VR Zoom Nikkor ED 200-400 F4G + TC-17EII (650mm)
12bit RAW
1/400sec. F8(合成F値)
ISO 400

頑張る子供たち2
【頑張る子供たち2】
NIKON D300S
AF-S VR Zoom Nikkor ED 200-400 F4G (340mm)
12bit RAW
1/500sec. F8
ISO 200

頑張る子供たち3
【頑張る子供たち3】
NIKON D300S
AF-S VR Zoom Nikkor ED 200-400 F4G (200mm)
12bit RAW
1/800sec. F8
ISO 200

 
 それにしても毎回思うのは、運動会で良い写真を撮ろうと思ったら、一番重要なのは写真機材ではなくポジション取りですよね。
 機材ももちろん重要なのですが、まずは、『どこのポジションが確保できるかに合わせて機材を用意する』と言う事に尽きると思います。
 ヨンニッパやニイヨンヨンのような超弩級プロ御用達レンズを付けていて、周りの先生やオトーサン方に良く言われるのが、『プロみたいですね~』なのですが、確かに機材はプロ級なのですが、実は本当のプロは小学校の運動会程度では、こんなバカデカイレンズは使いません。
 学校が契約しているプロの写真屋さんは、普通にグラウンド内に入って自由にポジション取りが出来ますので、24-120F4Gと70-200F4Gの2台体制で抜群の機動力を発揮し、名場面を撮りまくればいいのです。
 こちらは一般の保護者ですから、図々しくグラウンド内に入るわけにも行かず、グラウンドの外から遠巻きに望遠レンズで狙うしかないんですねぇ。

 撮影していて感じた事は、レンズについてはさすがニイヨンヨンはプロ御用達レンズ。抜群の使い勝手のよさと高画質ですね。自分の腕が上がったのかと錯覚してしまうような出来です。
 大きさや重さはそれなりですが、何とか手持ちで振り回せる限界の範囲ですね。
 ポジション取りの都合で、どうしても三脚を設置出来ない箇所から狙いましたが、どうにかこうにか手持ちで行けました。高性能なAFに感謝です。
 さすがに去年のMFヨンニッパは、重量もさることながら手持ちでMFはキツかったです・・・何しろレンズの単体重量で5kg越えでしたから・・・
 それとやはり連写性能ですが、D300sでは連続撮影コマ数が少々物足りないですね。
 秒単位の連写コマ数だけで言えば、MB-D10を装着する事により、7.7fpsとなりすますので、子供の運動会程度では必要充分なのですが、RAW+jpeg同時記録に設定すると、15コマでバッファーフルとなってしまいますので、僅か2秒で打ち止めです。これでは使い物になりません。
 RAWで撮影せずにjpegだけならば、画像サイズL、圧縮率FINEで撮影しても40コマくらいイケるのですが、自分の撮影スタイルは、RAWで撮っておけば、後処理で救える場合があるので、100%RAW撮りなんですよね。
 そういった意味ではD300sは、ニコンによるとDX機のフラグシップ(プロ用最高級機)を謳っていますが、個人的にはD3sには到底及ばないと言わざるを得ません。  D3sは12bitロスレス圧縮で、42コマまで行けましたので、その差は歴然です。
 因みに最新機種のD4の場合の連続撮影コマ数はなんと78コマ。すさまじいの一言ですね。その代わり値段も凄まじいですが・・・

 それにしても、今日は非常に感動的な事がありました。それは長男が徒競走で一等賞になった事です。
 これまで幼稚園を通じて、運動会なるものに9回参加している長男ですが、一度も一等賞を取った事がありませんでした。
 諸般の事情があり体力的にそれほど優れていない所為もありますが、まさか小学校最後の運動会で一等賞とは、、、いや~~良かったね、ウルウル。
 どうやら練習では1着と2着になった事が有るらしく、『今年こそ1等賞を取ってやる!!』と意気込んでいました。
 生まれて初めての一等賞、ほんとに良かったね、おめでとう!!
 もしかしたら先生が上手い事一緒に走る組み合わせを選んでくれたのかも知れませんが、それでも一所懸命頑張ったからこその一等賞です。
 一着でゴールテープを切った時に自然に出たであろうガッツポーズ、自信に満ちあふれた長男の姿を、僕は一生忘れる事は無いでしょう。

一着でゴール!
【一着でゴール!】
NIKON D300S
AF-S VR Zoom Nikkor ED 200-400 F4G + TC-17EII (500mm)
12bit RAW
1/500sec. F8(合成F値)
ISO 400

   因みに二男の方ですが、長男とはうって変わって体力的に恵まれ、幼少の頃から運動も得意だったので、幼稚園の頃から運動会ではずーっと一等賞でした。
 ただ今年は残念ながら遂に一着を逃してしまい3着でした。かなり競っていたんですけどね。来年はリベンジだ!!
 余談ですが、二男の発走の組は全員が紅白対向リレーの学年代表選手で、全員それなりに早いんですよね。

 台風の影響が心配された運動会でしたが、少々暑いくらいで天候にも恵まれ、素晴らしい運動会となりました。
 私は2,000枚以上撮った写真の整理に頭を痛めているのですが、、、まあ何とかなるでしょう。
 半分は自分の子供のカットではなく、学校への寄付のための記録写真ですし、、、
 来年は長男は卒業ですので二男だけが対象ですから、ちょっとは楽かな。。。。それはそれで何だか寂しいですが・・・
 
 今日の主な装備は、、、
  • ボディ・・・Nikon D300s + MB-D10
  • ボディ・・・Nikon D2Hs
  • 標準ズームレンズ・・・Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28~70mm F2.8D
  • 望遠ズームレンズ・・・AF-S VR Zoom Nikkor ED 70~200mm F2.8G
  • 望遠ズームレンズ・・・AF-S VR Zoom Nikkor ED 200~400mm F4G
  • AF-Sテレコンバータ・・・AF-S TELECONVERTER TC-14E II
  • AF-Sテレコンバータ・・・AF-S TELECONVERTER TC-17E II
  • 三脚+雲台・・・GITZO G1349+G2270M

中秋の満月2013年09月20日 02:15

【中秋の満月】
D2Hs
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70~200mm F2.8G + TC17E-II (340mm)トリミング
1/640sec. F5.6(合成F値)
12bit RAW
ISO 200


 今宵は中秋の名月、しかも満月です。
 え!?中秋の名月って普通満月じゃないの?と思っているあなた!これが意外にも必ずしも満月とは限らないのですよ。

 月が新月から次の新月になるまでの時間は、およそ29.5日。その間に訪れる満月は14.8日です。
 それに月の公転軌道が真円ではなく楕円軌道である事も手伝って、名月が満月である事の方がまれなようですね。
 詳しい理論はこちら:名月は満月とは限らない(アストロアーツのHP)をご覧下さい。
 ここ3年は、たまたま中秋の名月=満月でしたが、次の中秋の満月は東京五輪も過ぎ去った2021年だそうです。

 ということで、しばらくお預けの中秋の満月、是非写真に残そうと思ったのですが、、、雲一つ無く晴れ渡り、気象条件としてはサイコーだったのですが、如何せん撮影する暇も機材もありません。
 一応、往年のD2HsとAF-S VR 70-200+TC-17EIIで撮影したのが冒頭の写真なのですが、、、やはり焦点距離と解像度の不足は否めません。
 MFヨンニッパ+2倍のテレコンも処分してしまったので、、、やはりチョイと寂しいですねぇ。
 月の姿も、こんなに天高く昇り切った姿ではなく、男体山とか筑波山とか、それこそ北アルプスの名峰の裾野辺りから昇ってくる姿を写し留めたかったのですが、、、
 でも相変わらず仕事に忙殺され、一人寂しく事務所の窓から見上げてしまいましたよ。トホホ・・・

 さてさて、8年後はどんな状況でお月見をしているのでしょうか。
 8年後と言えば長男は20歳で二男は18歳。
 仕事は暇になりリストラされて、子供も親離れして、場所は違えども結局今年と同じように一人寂しく見上げていたりして・・・

撮り鉄くん、芳賀路を行く2013年09月28日 23:56

撮り鉄くん芳賀路を行く
【撮り鉄くん、芳賀路を行く】
Nikon D2Hs
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(200mm)
12bit RAW 1/320sec. F8
ISO:200


 最近、鉄道写真にハマっている長男と二男、先日は、東武鉄道とJR東日本が相互乗り入れ運転をしている、JR日光号を撮影しに、東武下今市駅付近の踏切の所に行きましたが、今日は自分も久しぶりにSL(蒸気機関車)が見たくなり、意を決して真岡鐡道のSLもおかを撮影しに、家族で、真岡~茂木の芳賀路をSLの”おっかけ”をしながらドライブしてきました。

 真岡鐡道が有する蒸気機関車は、C11型とC12型で、両方とも小型のタンク式機関車です。
 機関車のくわしいうんちくは、こちらからどうぞ。
 個人的には小型のタンク式よりも炭水車が別にあるテンダー式の大型機関車の方が迫力があって好きなのですが、小型のタンク式と言えど侮るなかれ、郷愁を誘う汽笛の音や吐き出す黒煙、力強いピストンの音など、SL気分を満喫するには十分です。
 真岡鐡道のSLの一番のお気に入りは、真岡鐡道は全線が電化されていないため、SLが走っている姿が非常に絵になるんですよね。
 以前、埼玉県の秩父鉄道で運行されているC58パレオエクスプレスを撮影しに行ったことがありますが、秩父鉄道は電化されてしまっているので、トロリー線のあるところを走るSLというのは、やっぱり違和感があります。
 C58はテンダー式でそれなりに大きいので、迫力はあるんですけどね。パレオエクスプレスに関する記事は、こちら秩父路のSLを参照ください。

 それはともかく、今日の撮影行のお話し。
 まあ大概SLを含めた特別列車の運行と言うのは、その場限り、一日一編成ですので、なんとか効率よく色々なアングルで撮影するためには、事前準備が欠かせません。
 事前にネットで撮影ポイントの情報を調べて、車を使って追いかけながら撮影するにはどうしたらよいか、無い知恵を絞って次の計画を立てました。
 
  • 9:30頃 真岡駅のSL庫から発車する回送列車を撮影
  • 11:00頃 寺内駅~真岡駅間の八木岡集落で、カーブから直線路を疾走する姿を撮影
  • 11:25頃 西田井駅に停車する姿を撮影
  • 11:35頃 益子駅~七井駅間の直線路の田園風景の中を走る姿を撮影
  • 11:55頃 市塙駅からの登り勾配を煙を吐きながら走る姿を撮影
  • 12:10頃 茂木駅構内の転車台で方向転換する姿を撮影
  • 14:30頃 茂木駅~天矢場駅間の登り勾配を煙を吐きながら走る姿を撮影
  • 15:05頃 五行川の鉄橋を走る姿を撮影
  • 15:30頃 真岡駅から寺内駅間を走る姿を小高い丘からハイアングルで撮影
さてさて結果はどうだったでしょうか。。。

 まずはいきなり疲労からの朝寝坊で、現着していなければならない9:30に自宅を出発。当然真岡駅の回送列車には間に合わず、二つ目の八木岡集落から撮影を開始。
 現場に着くと、蕎麦の花が満開になっているところをSLが疾走する姿を撮影するために集まっている先客の多い事!
 列車の通過する5分前位に何とか現着し、無事に撮影成功。
 本当は、もう少し早く到着し、大判のリンホフをセットして万全の態勢で待ち構えていたかったのですが、、、家族連れではなかなかマイペースに行かないのは是非もなし。

[画像にマウスカーソルを合わせ左クリックで拡大サイズの画像を別ウインドウで表示します(10月一杯有効)]

疾走するC12型蒸気機関車
【疾走するC12型蒸気機関車】
Nikon D2Hs
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200 F2.8G(200mm)
RAW 1/160sec. F8
ISO:200
トリミングあり


 撮影後すぐに車に飛び乗り次の撮影ポイントに向かいます。
 快調に田舎道を駆け抜け、予定通りSL到着の5分前に第二チェックポイントの西田井駅に到着。ここは特段有名な撮影ポイントでは無いようで、他の撮り鉄くんもほとんどいませんでした。
 ここは停車中のSLを近くでじっくりと観察できましたし、ゆっくりと撮影できましたし、迫力ある黒煙や汽笛の音などが聞けて、田舎の無人駅でもあり意外と子供には穴場的な場所でGOODでした。

発車前に黒煙を上げる
【発車前に黒煙を上げる】
Nikon D2Hs
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200 F2.8G(70mm)
RAW 1/200sec. F8
ISO:200
トリミングあり


 次のポイントは益子駅から七井駅の間の広大な直線路です。農道と軌道との間に田んぼが広がり、のどかな田園風景の中を疾走するSLが撮影できます。
 ただし、次のチェックポイントまでそれほど余裕がなく、車から降りてゆっくり撮影している暇がなかったものですから、子供たちだけ降りてチャチャッと撮影を済ませて、すぐに出発してしまいました。
 従ってご披露する写真はありません(TwT。)

 その後益子駅から七井駅、多田羅駅の間は、車道と軌道とが接近しつつ並行に走る区間です。
 タイミングを合わせてSLの走行に合わせて一緒に走りながら、子供たちは動画を撮影していました。
 あとで見せてもらいましたが、そこそこ雰囲気満点で撮れていましたね。
 自分はいつもスチルだけなので、不覚にもたまにはムービーもいいなぁ~、と思ってしまいました。

 真岡鐡道の有名撮影ポイントとして、次の多田羅駅から市塙駅間の上りカーブのポイントがあるのですが、そこは予想通り物凄いカメラマンの集まりで、まさに『立錐の余地も無い』という表現がピッタリな感じでした。
 ちょうどコスモスが秋の日差しを浴びて風に揺られている所を前景に取り入れる事が出来、上り坂で煙を大量に吐きながら疾走しますので、確かにこれは絵になるなぁ、と思いました。
 こういうところに陣取っている人々は、我々みたいにせせこましく追っかけをしないで、多分朝からずーっとポイントで待ち構えているのでしょう。さすがにそういう中に子連れで割り込むわけにも行かず、横目に見ながらさっさと通り過ぎました。
 我々が狙うポイントは、こんなメジャーなポイントではなく、もう少し撮影しやすいポイントです。

 僕らが狙う上り坂ポイントは、次の市塙駅から笹原田駅間のポイントです。
 何とか列車通過の5分前くらいにポイントに到着しましたが、ここも多田羅駅ほどではないにせよ、それなりにカメラマンが集まっていました。
 事前にチェックしていた場所のイメージとは何となく違い、近くにもっと良い場所があったのかも知れませんが、、、ウロウロする時間がなく、それなりのポイントで妥協してしまい、自分としては中途半端な感じになってしまいました。子供たちは別に気にしていなかったので、まあ良しとするか。

何だ坂こんな坂
【何だ坂こんな坂】
Nikon D2Hs
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200 F2.8G(70mm)
RAW 1/500sec. F5.6
ISO:200
ノートリ


 市塙の撮影後は一路終点の茂木駅に急ぎます。
 茂木駅に入線した機関車は、乗客が降りた後すぐに転車台に移動してしまいます。転車台で方向転換するのも撮影目的だったものですから、時間がなくてそれなりに気を揉みました。
 それでも何とかSL到着前に茂木駅に滑り込み、駅前の駐車場に車を止めて駅2階の展望デッキへと急ぎます。

方向転換
【方向転換】
Nikon D2Hs
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D(28mm)
RAW 1/250sec. F5.6
ISO:200
ノートリ

 ここまで息つく暇も無く、SLを追っかけてきましたが、ここでようやく休憩です。上り列車は14:30ごろ出発ですから、約2時間はゆっくりとできます。
 近くの道の駅もてぎで昼御飯とお土産(茂木と言えば源太楼の源太饅頭)をゲットです。

 昼餉の後は、本日のメインポイント、事前チェックで一番良い状態が期待できた、茂木駅から天矢場駅間の25パーミルの上り坂&S字カーブのポイントです。
 ただ、事前情報ではピンポイントで詳細な場所までは分からなかったものですから、近くの駐車可能ポイントに車を止めて、チョイとロケハンと洒落込みます。
 一応、このポイントではリンホフを使って大判フィルムで撮影しようとも思っていたので、SL通過の40分前には現着していました。
 しばらくウロウロしていましたが、なかなか背景や陽差しが程よいところがありません。ようやく見つけたポイントは、何と、付近の地主さんが有料の撮影ポイントにしているところでした。
 先客が5~6人すでに陣取っていましたが、何とか三脚を建てる場所が空いています。有料(1回500円)と言うのが気になりましたが、確かに草刈りがしてあったり枝払いがしてあったりで、見るからに良さそうな絵が撮れそうです。まあそう何度も来るわけでも無く、田舎にお金を落とすためにもなりますので、仕方なくそのポイントに陣取りました。
 結果は、、、もう少し線路に対して正面に入りたかったのですが、そこは先客がいましたので、まあこんな感じですね。

黒煙を上げて疾走するC1266
【黒煙を上げて疾走するC1266型蒸気機関車】
Nikon D2Hs
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D(70mm)
RAW 1/320sec. F8
ISO:200
トリミングあり

  黒煙を上げて疾走するC1266
【黒煙を上げて疾走するC1266型蒸気機関車】
Nikon D2Hs
Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D(28mm)
RAW 1/200sec. F8
ISO:200
トリミングあり

   ここではリンホフでも撮影しましたが、動き物なのできちんとフレーム内に収まっているか、ピントが合っているか、ブレていないかなど、現像してみないと全然分かりません。
 このドキドキ感が堪らないと言えば堪らないのですが、まあ不便と言ってしまえばそれまでですね。
 とりあえず、RDP3を使って1絞り増感を前提として、125分の1、F11で置きピンでシャッターを切りました。
 果たしてまともに写っているのでしょうか・・・

 結果が気になりますが、こればかりは写真屋さんに現像してもらわないと結果は分かりません。うまく写っていると信じて、次のポイントに向かいます。
 次は鉄橋を通過する姿を撮影すべく、益子駅の程近くの五行川の鉄橋を狙います。
 ここも何とか、途中で追い越し先回りする事に成功。狙い通り黒煙を吐きながら鉄橋を通過する姿を撮影できました。
 実はここは対岸に彼岸花の群落があり、これを前景として撮影する有名なポイントなのですが、先客が沢山いると子連れでは撮影しにくいのと、対岸では光線が逆光になってしまうため、今回は見送りました。またチャンスがあれば、次回は彼岸花を入れて撮影したいとは思います。

五行川鉄橋を超える
【五行川鉄橋を超える】
Nikon D2Hs
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200 F2.8G(86mm)
RAW 1/320sec. F8
ISO:200
トリミングあり

 本当はもう少し引きの絵を撮りたかったのですが、レンズ交換する暇がありませんでした。もう少し川全体が入っていても良かったかな。
 こういうのって後から見て、ここはこうした方が良かったな、と気付くんですよね。それが次の撮影へのモチベーションになるんですけど、、、やっぱりチト悔しいですね。

 最後の撮影ポイントは、真岡駅から寺内駅間の小高い丘からカーブを狙うポイントです。
 ここも先回りに成功し、三脚を据えて大判フィルムで撮影しました。
 ただし、ここも時間的に日が傾き始め、光量が足りずにシャッタースピードが遅くなってしまいましたので、絶対にブレブレの写真になってしまっていると思われます。
 躍動感が現れる感じのブレなら良いのですが、、、自信は全くなし。
 取り敢えず、デジタルでも撮影しましたので、雰囲気だけでも分かるように、絵を貼り付けておきますね。

そば畑の中を行く
【そば畑を行く】
Nikon D2Hs
AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200 F2.8G(200mm)
RAW 1/180sec. F8
ISO:200
トリミングあり


 何とかかんとか、無事に予定を終了し、帰る前に真岡駅に戻りSLギャラリーを見学して帰りました。
 帰りがけの車の中で子供たちに、『今日はどうだった?バッチリだった?満足したかい?』と聞いたところ、二人とも異口同音に、『大満足!良いのが沢山撮れた!』だそうです。
 何とか効率よくまわれるように、事前に周到に計画を立て、無事にその通りに実行する事が出来ましたので、オヤジの面目躍如と言ったところです。
 もちろん子供たちにはそんな周到な事前準備をして臨んだ事など分かるはずもありませんが、このまま成長して行き、もっと本格的に自分で鉄道撮影をするようになったら、きっと今日の事を思い出し、初めてオヤジの努力が分かるのだと思います。
 まあ別に分からなくてもいいんですけど。何だ神田で自分が一番楽しんでいたと思いますし、、、
 是非ともまた季節を変えて、SL見物に来たいものです。この冬に積雪でも有ればいいんですけど、、、意外と真岡や茂木は暖かいので、そこまでの降雪や積雪は中々お目にかかれないんですよね。
 それよりも今日の運行はC1266型でしたので、次回はC11326型を狙いたいと思います。
 もしくはC11とC12の重連が見たいですね。滅多に重連運行はしないようですが。
 それまでに撮影機材も何とかしたいですねぇ。
 今日の主な装備は、、、
  • ボディ・・・Nikon D2Hs
  • 標準ズームレンズ・・・Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28~70mm F2.8D
  • 望遠ズームレンズ・・・AF-S VR Zoom Nikkor ED 70~200mm F2.8G
  • ボディ・・・Linhof MASTER TECHNIKA 2000
  • レンズ・・・APO SYMMAR 150mm F5.6MC
  • レンズ・・・APO SYMMAR 210mm F5.6MC
  • 三脚&雲台・・・GIZTO G1348+G2270M
  • 露出計・・・SEKONIC L406
  • ピントルーペ・・・Schneider 6×ASPHERIC MAGNIFIERS
  • フィルム・・・FUJICHROME RDPIII(PROVIA100F)
  • その他・・・フィルムホルダー、水準器、レリーズケーブル、冠布、など
  • 子供たち装備・・・SONY DSC-RX100,OLYMPUS STYLUS TG-2 tough