湯元も遂に地デジ導入です!!2013年07月08日 23:50

ヒオドシチョウ

【ネタとは関係の無いヒオドシチョウ】


 本日、遂に日光湯元にも地上デジタル放送のサービスが始まりました。
 苦節4年間、受信点調査から始まり環境省や土木事務所、東京電力との調整や協議を繰り返し、ついにここまでこぎ着けました。
 地元のテレビ組合や自治会から非常に感謝されましたが、何をか言わんや、感謝するのは私の方で、関係者の皆々様に深く感謝を申し上げます。

 湯元はこれまで、受信点を見つけるのに非常に苦労しました。
 初めの頃は東京タワーしか受信できる見込みが無く、湯元周辺の名も無き山々を登って受信状況調査をしていましたが、どう頑張っても受信できなかったり、受信できたとしても、『こんな所にどうやってアンテナ設備を建てるんだ?』的な・・・
 そうこうしている内に2010年10月に中禅寺湖南岸の狸山(むじなやま)にテレビ中継局が出来て、湯の湖畔でそこが何とか受信できるようになり、環境省との協議の末、国立公園第2種特別地域内に用地を借りてアンテナ設備を設置できる事となり、東京電力の電柱を借りて何とか今日に至りました。

 それはともかく冒頭のヒオドシチョウの写真は、受信点工事に立ち会っているときに、アンテナのすぐ近くのミズナラの樹液に来ていたものを撮影したものです。
 ヒオドシチョウは漢字で書くと”緋縅蝶”。
 緋(ひ)は、あか、あけ、鮮やかな赤色。赤い鯉のぼりを緋鯉と言いますね。
 縅(おどし)は、鎧(よろい)の札(さね)を革や糸で結び合わせること。また、その革や糸。
 つまり鮮やかな赤色糸のチョウ、ということですね。分類上は鱗翅目タテハチョウ科に属します。
 タテハチョウ類は羽根に毛がふさふさ生えているのも特徴で、まさに”縅”と言う表現がピッタリ当てはまると思います。
 大昔に命名した人のセンスのよさが伺えますね。

 ところでそんなヒオドシチョウですが、羽根の裏側は地味~~~な枯れ葉模様で、一見して、こんなに鮮やかな色をしているとは思えません。

ヒオドシチョウ
【ヒオドシチョウの裏模様】

 タテハチョウ類は全般的に、表はキレイで裏は地味、と言った感じです。
 似たような蝶では、ルリタテハやキベリタテハもそうですし、かの国蝶オオムラサキも裏側は白っぽくのっぺりとした模様ですしね。
 裏と表のギャップの大きさも、また面白みの一つではあります。
 とにかく、地デジ導入も嬉しかったのですが、キレイなヒオドシチョウにも出会えて二重に嬉しい一日でした。

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