定期人事異動の内示日でした2013年06月21日 22:30



 今日6月21日は我が社の定期人事異動の内示日でした(7月1日自動発令)。
 日光市北部(旧藤原町、旧栗山村)のテレビ難視地域の地デジ化という、4年がかりの一大プロジェクトに関わっている自分としては、最後の1年を迎えて今まさに佳境に入っていますので、まさか異動はないだろう、とタカをくくっていたのですが、、、
 結果的には僕は残留となりましたが、実は相当アブナかったんですよ。

 一応僕の勤める会社は全国組織で、各都道府県に最低一か所は営業所がありまして、どこにでも転勤する可能性がある、と言う説明のもと入社しているのですが、やっぱりそんな簡単には見知らぬ土地に行かれるものではありません。家族を抱えているならなおさらです。
 と言いつつ、普通は3~5年程度で転勤するのが通例なんですよね。まあ、長い人は10年とか15年とか平気でとどまっていることも無くはないのですが、、、
 かく言う自分もこの6月末で宇都宮勤務が満7年となりますので、いつ動いてもおかしくはない状況でした。
 かてて加えて、6月の初めごろ、本社のお偉いさんが田舎の営業所までお越しになりまして、『そろそろキミも送信系の仕事に携わらせようと思っているんだけど、どうだい?奥さんともよく相談してみてくれないか。』と異動の打診をされておりました。

 普通は異動の内示前に本人の意向を確認するようなことはありませんから、お偉いさんのご配慮は、異例中の異例なことではありました。  自分としては一大プロジェクトがあと一年残っていましたので、まさかそういう話が来るとは夢にも思っていませんでしたので、その時はどう答えていいのか分かりませんでしたが、家のことも仕事のことも、なんとか一年猶予をいただければすべてスッキリとさせることができますので、なんとか格段のご配慮をお願い致します~~、、、と半ば懇願気味にお話していました。
 その後、動くとも動かないとも話はなかったので、自分も家族も、半分以上は覚悟を決めていたんですけどね。
 結局今年の異動はなく、なんとか首の皮1枚繋がりました。
 ただ、所長からは、『来年は本当に覚悟してくれ』とも言われましたけど・・・

 でも何とか一年間の猶予を頂きましたので、日光北部の地デジ工事のプロジェクトにも、最後まで関わることが出来そうです。
 これには自分よりも、発注側の担当者や下請け工事業者の方が、安心したかもしれません。自慢するわけではありませんが、それほど僕がメインで現場を引っ張ってきていましたので。
 それと、家の方も子供たちに1年かけて転勤に対する心の準備をさせることができます。
 これが非常に大きいですね。随分と理解のある会社と言うか、上司に恵まれたものだと感謝に堪えません。

 さあ、来週からは一度捨てた命を再びもらったようなつもりで、これまで以上に誠心誠意仕事に家庭に頑張りたいと思います。
 周りの関係者の方々への感謝の気持ちと、謙虚な気持ちを持ち続けられたらなぁ、、、と思います。
 でも、人間、これがなかなか難しいんですよね。。。