権現堂に行ってきました2007年04月05日 23:32

権現堂桜堤
【権現堂桜堤】

 埼玉県幸手市の桜の名所、権現堂桜堤に行ってきました。
 実は昨年も同じ時期に行きまして、F3/TとGX680ⅢSで撮影してきたのですが、そのころはGXレンズは180mm1本しか所有しておらず、満足いく撮影が出来なかったのです。
 そこで、今年はマスターテヒニカを引っ提げて、意気揚々と出掛けました。

 主な装備は、、、
    フィルムカメラ
  • ボディ・・・リンホフ マスターテヒニカ2000
  • 超広角レンズ・・・ニッコールSW90mm F4.5S
  • 広角レンズ・・・スーパージンマーHM 120mm F5.6MC
  • 標準レンズ・・・アポジンマー 150mm F5.6 MC
  • 望遠レンズ・・・ニッコールT*ED360mm F8/500mm F11
  • フィルムホルダー・・・フィディリティーエリート 4×5ホルダー(5枚)
  • フィルムホルダー・・・FUJI クイックロードフィルムホルダーⅡ
  • ロールフィルムホルダー・・・ホースマン 6×9ホルダー
  • 単体露出計・・・セコニックL406
  • 三脚・・・GIZTO G1349(雲台G1570M)
  • 冠布・・・銀一オリジナル4×5用
  • ピントチェック用ルーペ・・・シュナイダーマグニファイヤー×6 アスフェリック
  • 4×5シートフィルム・・・RVP100、RVPF(QL)
  • 120ロールフィルム・・・FORTIA SP
  • その他・・・レリーズケーブル、レンズクロス、ブロアーなど
    デジタルカメラ
  • ボディ・・・Nikon D2Hs
  • 標準ズームレンズ・・・Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28~70mm F2.8D
  • 広角ズームレンズ・・・TOKINA AT-X PRO 124 DX F4
  • 望遠マイクロレンズ・・・Ai AF Micro Nikkor 105mm F2.8D
 相変わらず凄い量。。。


 昨夜の天気予報では、明日は久しぶりに朝からすっきり晴れるでしょう、との予報。
 幸手市のホームページの開花情報でも、昨日の時点で七分咲き。
 お蔭で今日の条件はバッチリでした。天気は最高、桜は満開。これ以上無いくらいの好条件です。


 朝5時30分に自宅を出発。本当は4時台に出たかったけど、、、プチ寝坊です。早朝でないと人出が増えてきますので、かっこいい作品になりませんから。
 車は快調に日光道から東北自動車道を進み、あっと言う間に加須インターに到着。ここから権現堂までは去年も来ているので何となく見覚えがある景色。その後順調に、6時20分頃駐車場に到着。堤は広いので何カ所か分散して駐車場が有りますが、去年停めた所とまるっきり同じ場所にしました。
 車から機材を持ち出し、観光客がまだ来ていない事を祈りつついざ出陣!!!
 去年の経験から撮影ポイントは分かっていましたが、やっぱり6時30分ともなるとそれなりにカメラマンは集まっていました。やはりプチ寝坊が効いてしまいました。_| ̄|○
 でも、まだまだ人では少なかったです。急いでテヒニカをセットして撮影態勢に入ります。4×5は撮影までの準備に一苦労。三脚を広げカメラを雲台にセットしレンズを取り付けフレーミングを行います。
 その後冠布を被ってアオリ(チルト&スイング)を利かせ、絞り込んで隅々までピントをチェックしようやく構図が決定。
 冠布を脱ぐとお次ぎはスポット露出計を用いて測光します。測光は反射光式なので色の影響を大きく受けます。先ずは黄色い菜の花で測光。春の明るいイメージを再現するために、測光値より+1.5EVほど補正を掛けて1/8sec,F32にシャッターと絞りをセット。これで準備OK!
 シャッターを閉じてシャッターチャージレバーでシャッターをセットし、念のためカラシャッターを切る。
 バック部にフィルムホルダーをセットし、引き蓋をひいてレリーズケーブルを手に持ち、風が収まるタイミングでようやくシャッターを切ります。
 撮影ポイントについてから、1枚シャッターを切るまで約15分掛かりました。


 そんなこんなで、場所を変え、レンズを変え、フィルムを代え(4×5←→6×9)しながら、11:00まで現場に居ました。
 4時間半で撮影した枚数は、4×5で11枚、6×9で24枚(120フィルム3本)でした。デジタルは30駒。激少な!!
 当日撮った写真はこんな感じです。

権現堂桜堤

【権現堂桜堤】
D2Hs RAW
AF-S ED 28~70 F2.8D (28mm)
1/320sec. F16
ISO 200


さくら桜サクラ

【さくら桜サクラ】
D2Hs RAW
AF-S ED 28~70 F2.8D (70mm)
1/125sec. F22
ISO 200


桜回廊

【桜回廊】
D2Hs RAW
AF-S ED 28~70 F2.8D (28mm)
1/400sec. F8
ISO 200


 上記3点の写真は全てNIKON Capcure 4で現像したものですが、、、ウーン、デジタルはどうしてもイメージ通りの色が出ませんね~。いっその事、ベルビアモードとかプロビアモードなんて言うカラー設定が有れば楽なのに。FUJIのS5proでも買うかな~、マヂで。
 フィルムは早速ヨドバシのDPEコーナーに現像依頼してきました。非常に楽しみです。同一カットも何点か撮影してきましたので、全部現像に出さずに仕上がりを確認してから増減感指示を出すつもりです。


 今日、現場では様々な人たちが写真を撮っていましたが、写真目的の人、観光の記念写真の人、見てるとすぐに分かりますね。
 一番簡単な見分け方は、三脚を使っていれば写真目的、手持ちなら記念写真かな。まあ、写真目的でも手持ちで撮りますが、、、
 カメラの分布状況は、自分の勝手な感触でデジタル85%のフィルム15%って所ですかね。やっぱり作品作りが目的の場合は。まだまだフィルムも多そうです。大判カメラを使っている人も4~5人見かけました。
 独断と偏見による割合は、
  • 大判カメラ・・・0.05%
  • 中判カメラ(6×6以上)・・・0.2%
  • 中判カメラ(セミ判)・・・0.4%
  • 35ミリ一眼レフ・・・10%
  • 35ミリコンパクトカメラ・・・5%
  • コンデジ・・・40%
  • デジタル一眼・・・25%
  • カメラ付携帯電話・・・20%
かな。全部足しても100%になりませんが、大雑把に分けた結果、ということで。


 最後に、今日は3回プロに間違われました。『グラビアの撮影ですか?』とか、『お仕事ですか?』とか言った具合です。大判カメラを使っているのは、やっぱり特殊と言うか物珍しいんでしょうね。
 でも、こういう風に聞いて来るって言う事は、『普通じゃないカメラを使っている』『プロの使うカメラを使っている』と言う事が分かる人だと言う事です。おそらく写真が好きな人なんでしょうね。普通の人なら、ヘンなカメラを使ってるな~、で終わりだと思いますので。
 まあ、撮影している様子は見た目にはプロのように見えるかもしれませんが、出来上がる作品はまだまだ”駆け出し”です。
 今回も作品を残す、と言う意味も有りますが半分は練習です。機材に負けないようにもっともっと腕を磨かねばなりません。
 とにかく出来上がりが楽しみです。

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