東京国際空港2007年05月02日 22:22

第二ターミナル展望デッキ
【第二ターミナル展望デッキ】

 この連休の第一の目玉である、東京国際空港・通称羽田空港に行ってきました。
 自分は昨日今日と有給休暇を取ってしまったので9連休の中日です。子供たちは幼稚園は休ませました。
 自分としては8年振りの羽田でしたが、子供たちにとってはもちろん初めてです。
 果たしてどうだったでしょうか。


 子供たちは男の子のご多分に漏れず乗り物大好きなので、いつかは連れて行きたいと思っていました。
 連休中は羽田は混雑することが予測されたので、連休の谷間の平日を狙ってみましたが、まあまあ正解だったような感じです。
 往復の交通機関も空港自体もそれほどの混雑ではありませんでした。子供づれでのお出かけでは、これがかなり重要です。


 先ずは下今市駅から東武とJRの相互乗り入れである新宿直通の8時33分発スペーシアきぬがわ号に乗車。
 新宿からは山手線内回りで浜松町まで行きます。たまたま先頭車両に乗ったので、ずーっと二男を抱っこして運転席から前方の景色を見せていました。
 浜松町からは当然東京モノレール。子供たちはもっと大騒ぎするかと思いましたが、それほど感動しない様子。自宅を出発してから2時間以上経っているので、4歳の二男は半分飽きてきている様子。「早くついて欲しいの。」を連発していました。
 そして11時過ぎ、ようやく羽田空港に到着しました。


 見学したのは最近開業した第二ターミナルビルの展望デッキ。自分はどっちでも良く、どちらかと言えば混雑しにくい第一ターミナルにしようかと思っていたのですが、長男が全日空系が好きなので全日空機が良く見える第二ターミナルにしました。
 いや~~、それにしてもやっぱ飛行機はいいね~~。8年前に利尻島に行ったことを思い出しましたよ。また何処か行きたくなっちゃたな~~
 子供たちも飽きる様子も無く喜んで見ていました。さすがは羽田空港、ひっきりなしに次から次へと離着陸します。離着陸の間隔があいてもトーイングトラクターやコンテナ運搬車、リムジンバスなどが走り回り全く目を離す暇がありません。
 ちょうどお昼時だったので、食事をさせるのが一苦労でした。
 

 折角飛行場に行くので飛行機の写真を撮ってやろうと思い、久々に望遠ズームを持ってデジカメフル装備で行きました。
 とはいっても写真が目的ではなかったので、第二ターミナルの展望デッキからではアングル的に少々不利で、こんな感じの写真しか撮れませんでした。

 全日空機
【離陸する全日空機】
 D2Hs RAW
 AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200 F2.8G (200mm)
 1/640sec. F11
 ISO 200


 日航機
【離陸する日航機】
 D2Hs RAW
 AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200 F2.8G (160mm)
 1/1000sec. F8
 ISO 200
 
 本当だったら空港ではなく近所の公園から狙ったほうが良さそうだったのですが、子供たちの目的は飛行機だけではなく付随する働く自動車なので、まあ仕方ありません。
 自分的には飛行機の写真は飽くまで”羽田に行ったついで”なので、別にどうでもいいです。
 

 帰りに少し時間があったので、浜松町の世界貿易センタービルの展望室に行ってみました。
 今日は気温が上がり、春霞で見通しはあまり良く有りませんでしたが、先程までいた羽田空港や乗ってきたモノレール、首都高速道路を走る自動車などが眺められ、子供たちも大喜びでした。

 展望台
【展望台からの眺めに食い入る子供たち】
 D2Hs RAW
 AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D (52mm)
 1/180sec. F8
 ISO 200

 六本木方面の眺望
【六本木方面の眺望】
 D2Hs RAW
 AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D (28mm)
 1/1250sec. F8
 ISO 200
 
 実は二男はこれより前、帰りのモノレールの車内で疲れて寝てしまい、30分くらいずーと抱っこしていたのですが、展望室について声をかけると飛び起きて、元気に復活して走り回っていました。


 兎に角今日は大成功でした。子供たちも飛行機に大分興味を持ったようです。家に帰ってきてからも「また行きたい」と言っていました。
 まあ、栃木の田舎から行くには交通費が掛かるので、そう何度もお気軽には行かれませんが、、、
 

奥日光ハイキング2007年05月04日 22:50

戦場ヶ原ハイキング
【戦場ヶ原の木道歩き】

 この連休の第二の目玉である、奥日光ウォークに行ってきました。
 今日は朝から大変よい天気で気温も上がりそうだったので、子供連れでも安心して行って来る事が出来ました。
 今年の夏は家族皆で立山黒部アルペンルートを歩いてみようと思っているだけに、二人の子供、特に4歳の二男がどれだけ歩けるのかを見極めるためにも重要な行事です。
 それと、奥日光のヤシオツツジ類の開花状況の下見も兼ねていざ突撃です。


 去年、奥日光歩きにハマった子供たちは、ことあるごとに『奥日光行きた~い』『木道歩きした~い』『滝見た~い』と連発していました。
 子供たちがやる気になっているのは非常にいいことです。立山黒部への布石のため、少しキツイかと思いましたが、
 湯滝~泉門池~戦場ヶ原~赤沼
 の戦場ヶ原自然探勝路コースを行ってみる事にしました。アップダウンは殆ど有りませんが、距離にして約4.5㎞、標準コースタイムが1時間30分のハイキングコースです。

 先ずは自宅を10時前に出発。少し遅いですがお弁当の準備諸々が有り少々ゆっくり目。
 大型連休の真っ只中にしてはそれぼど渋滞もせずに、順調に湯滝駐車場に到着。しかし、駐車場は満車らしく、15分くらい空き待ちをしました。この時期は湯ノ湖や湯川のマス釣りが解禁になっているため釣り客が多く、車の入れ替えが少ない所がネックです。
 子供たちにはおやつを与えて黙らせ、11時30分頃、無事駐車場に車を停めました。
 すぐに湯滝を見に行きたい子供たちを制止してなんとか便所に行かせ、荷物を準備していざ出発です。


 先ずは湯滝の見物。やっぱり何時見ても迫力有りますね~。
 今時期は気温も高く雪解けが進んでいるせいか、いつもより水量が多い気がしました。

 湯滝
【湯滝】
 D2Hs RAW
 Tokina AT-X 124 PRO DX F4 ASPHERICAL (24mm)
 1/640sec. F8
 ISO 200

 今日はこれから先が長いので、早々に湯滝を後にして赤沼目指して出発です。
 

 長男も二男も元気にどんどん歩いていきます。特に長男は木道が電車の線路に見えるらしく、先頭を運転手気分で歩いていて、時折、
 『右に急カーブしま~す』とか『橋が見えてきました~』とかうるさいの何のって。
 歩いていた順番は、『長男-細君-二男-自分』だったのですが、景色を見るために立ち止まると、
 『四両編成なんだから離れないでよ。』と言う始末。
 この四月から年長組になり、体力も付いてきているのでしょう、歩くのが早いの何のって。
 自分はまったく平気だったのですが、細君はへばりぎみでした。
 

 行程は順調に進み、予定通り湯滝から約40分で泉門池に到着。ここでちょっと一休み。
 子供たちには軽めのおやつを与え、皆で水分補給です。
 結構気温が高いので知らず知らずの内に汗で水分を失っています。喉の渇きを感じる頃では遅いので、早めの水分補給が肝要です。特に子供は元気でも、急に疲れが出て来るので注意をしなければなりません。
 幸い二人ともまったく元気で、長男なんかは座りもせずにそこら中を歩き回っていました。
 細君は早速持ってきたお弁当のおむすびを頬張っています。まだお昼には少し早いんでないかい??と思いましたが、何でももうおなかがすいたとの由。まだまだパンやバナナもあるので大丈夫だそうです。
 自分は泉門池からの男体山の眺めを堪能していました。まだ周囲は新緑の芽吹きはありませんが、清冽な雪解け水を湛えた池は美しかったですね。

 泉門池と男体山
【泉門池と男体山】
 D2Hs RAW
 AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D (50mm)
 1/500sec. F8
 ISO 200


 泉門池の周囲には休憩用のベンチなどがしつらえてありまして、流石に連休中なのでかなりのグループが来ていました。
 なかでも、都会から来た親子でしょうか、池の水を見て、『この水、チョー綺麗じゃない?(語尾上げ)』と言っていたのが印象的でした。
 自分は普段から見慣れているので別になんとも思わないのですが、、、そんな物ですかね。
 

 腹ごなしも終わって歩行再開です。
 もともとのお昼の予定は戦場ヶ原の展望台ですので、まだ20分くらい先です。
 二人の子供は相変わらず元気でどんどん進んでいきます。
 と、池から5分くらい歩いた所で、アズマヒキガエルの繁殖地に出くわしました。

 ガマ合戦
【ガマ合戦】
 D2Hs RAW
 AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D (70mm)
 1/100sec. F8
 ISO 200


 メスにオスが抱きついて、そのオスにオスが抱きついて、またオスが抱きついて……と、大変なことに☆
 辺り一面に、オスに抱きつかれたオスの鳴き声(俺は男だ!!放せ~!!)が響き渡っていました。
 これには先を急ぎたがる長男も立ち止まって、しばらく眺めていました。
 

 その後順調に戦場ヶ原展望台に到着し昼食済ませ、どんどん赤沼を目指します。ここから先は去年の秋にも歩いた道なので大分見通しも立ってきました。
 ところが、昼食を終えたばかりで元気一杯のはずの二男が少々愚図り出しまして、、、原因はつまらない兄弟喧嘩なのですが、、、仕方ないので10分から15分くらい自分が抱っこして歩きました。
 戦場ヶ原はまだまだ春の訪れには遠いようで、ようやく落葉松の芽が頭を出してきた程度でした。まあ、景色はまだまだ、と思っていただけに今日は作品を撮る予定も無く、所謂想定の範囲内と言った所です。

 落葉松の芽吹き
【落葉松の芽吹き】
 D2Hs RAW
 AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D (70mm)
 1/125sec. F8
 ISO 200


 その後、大方の予定通り14時20分頃無事赤沼バス停に到着。ここからバスに乗って湯滝駐車場に車を取りにいく予定でしたが、、、待てども暮らせどもバスが来ません。
 バスはいろは坂下の東武日光駅から来ますので、連休中の渋滞で時間通りに動かない事は予測していましたが、まさか1時間20分も待たされるとは思いませんでした。これなら自分が空荷で早足で歩いて戻った方がよっぽど早いって。
 待ちくたびれた細君と長男は、赤沼から歩いて竜頭滝を目指し、お父さん好きな二男は一緒にひたすら待っていました。
 こういう時に、『何でバスは来ないの?』とか『早くバスが来て欲しいの』と言われるのが一番辛いですね~。


 それでも無事に車を取りにいき、地獄茶屋で細君たちと合流し、最終目的地である華厳の滝へ。
 華厳の滝駐車場に着いた時、完全にバテた細君は『車で寝てるから三人で行ってきて』と来たもんだ。
 まあ、疲れるのも無理ないですね。二男が幼稚園に入園し、諸々の準備やお弁当やらで連日体を酷使していますから、少しくらいは休みたいよな。主婦に休み無し、とは良く言ったもんだ。こういう時くらいはごゆっくり、ということで、3人で華厳の滝エレベータにて観瀑台に向かいました。
 華厳の滝はこの前の正月5日以来で、その時は冬場と言う事も有りあまり人は居ませんでしたが、やはり連休中は凄い人出です。
 でも、この連休に合わせて放水量を増やしているらしく、凄まじい轟音と共に流れ落ちる水は迫力満点です。これじゃ皆見たいよな。

 大瀑布
【大瀑布】
 D2Hs RAW
 AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D (28mm)
 1/80sec. F5.6
 ISO 200
 
 観瀑台から華厳渓谷のヤシオの具合を見ましたが、、、中腹までは大分ピンクの花が目立ちましたが、明智平の上の方まではまだまだ開花は進んでいない様子でした。
 きっかり1時間後に車に戻ってきましたが、細君は爆睡中でした。

 帰路についたのは午後6時過ぎ。少々遊び過ぎたかな。
 でもお蔭で、下りのいろは坂は全然渋滞もせずに、すいすい走って来られました。下手に早い時間だったら、大渋滞に巻き込まれ、結局帰宅時間はそれほど変わらなかったかもしれません。意外とラッキーだったようです。
 今日はまずまず目的を達成する事が出来ました。まあ、途中二男が少々グズって抱っこ歩きになりましたが、、、夏までにもう何回か訓練すれば大丈夫そうです。
 自分の作品作りは出来ませんでしたが、色々な収穫があった奥日光でした。

明智平ロケハン2007年05月05日 21:09

ロケハン
【明智平ロケハン】

 昨日奥日光でプチロケハンをしましたが、やはり妻子連れでは十分な結果が得られなかったため、今日は一人でロケハンに行きました。
 ここの所、連日気温の高い日が続いていますので、例年より早めに開花するかもしれません。
 ロケハンと言いつつも、万が一十分に花が開いているとも限らないため、4×5のフルセットも持っていきました。


 朝6時前に自宅を出発。いつものように大沢インター近くのローソンで朝食を買い込むと、日光道路で一路いろは坂から明智平駐車場へ。
 昨日は出発したのが遅かったため、明智平駐車場は満車でしたが、今日はほんの2~3台。いくら連休とは言え流石にロープウェイも動いていないこんな時間に来ている人はごくわずかです。
 早速荷物を背負いこみ、いざ出陣!!


 明智平にはロープウェイが設置されておりまして、普通はそれに乗って展望台まで上がるのですが、乗ってる時間は3分くらいだし高度差も精々100m程度です。大した物では有りません。
 実はこのロープウェイに乗らなくても展望台まで上がる方法があるのです。乗り口から少し先に行った所に保守用の登山道が有るのです。ここを行くと空荷なら約5~6分、写真機材フル装備でも約10分で展望台まで行かれます。ロープウェイは待ち時間も有りますし、往復の料金も710円(片道は360円)もしますので、自分はいつも歩いて往復です。ケチと言うなかれ、ヤマヤは基本的に貧乏なのです。ロープウェイに金を払うくらいなら、1枚でも余計に写真を撮ります。
 それはともかく保守用登山道を進み、無事展望台まで到着。いつもは人でごった返している展望台からの風景を独り占め!サイコーに気持ちいいですね~。
 さて、展望台からの景色は、確かに華厳の滝はよく見えるのですが、展望台周辺には肝心のヤシオツツジは少ないのです。
 実は、明智平から茶ノ木平、半月峠方面には登山道が付けられておりまして、展望台から約5分ほど歩いた所が絶好のビューポイントだったりします。さらにその先15分くらい歩いた所には東京電力の送電線鉄塔が有りまして、周囲は笹原になって開けていて展望抜群の所もあるのです。ただし鉄塔のそばからは華厳の滝は見えませんけど。男体山と日光白根山の眺めが素晴らしく、ヤシオツツジも多く自生しています。


 先ずは展望台近くのポイントへ向かいます。
 さて、肝心の花の付具合はっと、、、
 おお~~~、今年はかなり花芽の数が多いじゃないか~、これは期待出来るな~~。

 明智平展望台近くから
【明智平展望台近くから】
 D2Hs RAW
 AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D (60mm)
 1/250sec. F8
 ISO 200

 今日の時点では1分咲き。まだ殆ど開花していませんでしたが、1週間以内には見頃を迎えそうです。
 こんな状態ではフィルムで撮ってもしょうがないので、お次は鉄塔近くに向かいます。  さて、鉄塔の近くはっと、、、、
 おお~~~~、ここもいい感じじゃないですか!!

 男体山とアカヤシオ(蕾)
【男体山とアカヤシオ(蕾)】
 D2Hs RAW
 AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D (35mm)
 1/180sec. F11
 ISO 200

 今の時間は7時くらい。う~ん、このくらいだとまだ太陽の位置が低いな。ヤシオに日の光が当たっていません。撮影するには、あと1~2時間後が良さそうです。
 こういう感じで、実際に見える風景やレンズの画角をチェックしながら、イメージを固めていきます。


 鉄塔をもう少し先まで行ってみましたが、、、これ以上先はあまりいい景色は有りませんでした。
 それでは、と言う事で、いったん駐車場に戻りもう一つのビューポイントに向かいます。
 それは、明智第二トンネルを出てすぐ右側のポイントです。
 ここには送電線の巡視路が有り、少し登ると華厳の滝が間近に迫った風景を狙えます。それにおあつらえ向きに7~8台分の駐車スペースまで有りますから、言う事なしです。
 ここは展望台付近よりも標高が少し低いので、さっきよりも咲いてるかな~、と思い見てみると、、、

 華厳の滝とアカヤシオ
【華厳の滝とアカヤシオ】
 D2Hs RAW
 AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D (52mm)
 1/250sec. F11
 ISO 200


 さっきの場所よりも咲いていますが、まだまだ早いですね。あと3~4日先がいい頃かな。
 

 結局今日はフィルムでは1枚も撮りませんでしたが、収穫はかなり有りました。
 今日見たところが全て開花したら、さぞや壮観だろうな~。
 数日後の満開をイメージしながら、今年はよい作品が撮れそうな気がします。
 その時こそ、買いだめしてあるRVPとRVP50の出番です。
 あ~~、楽しみだな~~

明智平が燃えています2007年05月08日 22:28

アカヤシオと白根山
【アカヤシオと白根山】

 連日の猛暑(?)続きで、さぞや開花も進んだであろうと思い、ついに明智平に本格出撃してきました。それも通常勤務のある早朝に。
 一応、暖かい日が続いたとはいえ、ロケハンからまだ3日ですから、比較的開花してそうなトンネル出口付近のポイントに行ってみる事にしました。


 先日のロケハンで、あまり早い時間に行っても光線の具合が思わしくないのは分かっていましたので、敢えて日の出前から行動する必要はありません。
 でも、余りにもゆっくりだとトンネル出口付近の駐車スペースが満車になっているか知れませんし、狙った場所に先客が陣取ってしまっているとも限りません。
 そんな訳で、5時に起床し5時30分には自宅を出発、明智平には6時15分頃到着しました。いや~近いって言いねぇ。
 早速荷物を背負いこみ、いざ出陣!!

 予想通り、ヤシオの花も十分開花し、今日で7分~8分咲きと言った所でしょうか。既に何人かの物好き写真家が思い思いの場所でシャッターを切っています。
 やっぱり風景写真ですから、大判や中判を使っている人が居ましたね。
 まだまだ太陽の位置は低いので、一応ザックを下ろし三脚を広げて、事前にチェックしておいた場所だけ確保し、D2Hsだけをぶら下げてもう一度ロケハンをします。
 ロケハンは十分やったのですが、先日はまだ花が咲いていなかったので、花のある状態でもう一度チェックしたかったのです。
 1時間以上歩き回りましたが、どこも邪魔な樹木が無く花も滝もバッチリ見える所は中々有りませんでした。
 それでも巡視路を大分上がった所が展望がひらけ、日当たりも十分で男体山をバックに満開のヤシオが有りましたので、一応押さえでパチリ。
[画像にマウスカーソルを合わせ左クリックでオリジナルサイズ(2464×1632)の画像を別ウインドウで表示します(5月一杯有効)・以下同じ]

 男体山とアカヤシオ
【男体山とアカヤシオ】
 D2Hs RAW
 AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D (38mm)
 1/250sec. F16
 ISO 200

 今日はあまり時間がないのと、男体山を取り込む絵はこの先まだ撮るチャンスがあるので、ここのフィルム撮影はあきらめました。今日は飽くまで華厳の滝とアカヤシオです。


 そうこうしている内に大分陽も高くなり、狙い通りの光線具合になってきました。
 いつまでも無人の場所取りをしている訳にも行きませんので、急いで荷物を置いてある場所に戻ります。
 早速テヒニカをセットし、長焦点レンズをセットして構図を決めます。冠布を被ってルーペでピントチェックしながらアオリを調整し、絞り込んでさらにピントチェック。その後スポット露出計で測候し絞りとシャッタースピードを決定。面倒くさいけどこれが楽しい。
 そしてフィルムをセットし、レリーズケーブル片手に風が納まるタイミングでシャッターを切ります。う~ん、充実!!

 華厳の滝とアカヤシオ
【華厳の滝とアカヤシオ】
 D2Hs RAW  AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D (70mm)
 1/160sec. F16
 ISO 200

 このブログではデジタル写真しかお見せ出来ないのが本当に残念です。フィルムで撮った物は本当に素晴らしいですし、なにより現物を実際に見る事が一番素晴らしいです。何とかこの感動を他の人にも味わって欲しいと思うのです。
 その後レンズを中望遠に代えたり、6×9ホルダーで120サイズでも撮影したりして、今日の撮影は終了。
 これから仕事なので、あまりゆっくりして居られません。


 早速仕事の帰りにいつものヨドバシに現像依頼してきました。
 早く出来上がらないか、本当に楽しみです。
 この仕上がりを待つワクワク感もフィルム撮影(特にポジフィルム)の魅力の一つですね。
 RVPとRVP50で撮り比べてみましたので、仕上がり具合の違いも興味があります。
 今日も暑かったのでさらに開花が進んだでしょう。明日も行ってみようかな~。明日は展望台近くにするか。


 例によってオリジナル画像を掲載しておきますのでよかったら覗いてみてください。5月一杯は掲載しておきます。
私のアルバム


 今日の主な装備
フィルムカメラ
  • ボディ・・・リンホフ マスターテヒニカ2000
  • 超広角レンズ・・・ニッコールSW90mm F4.5S(使わなかった)
  • 広角レンズ・・・スーパージンマーHM 120mm F5.6MC(使わなかった)
  • 標準レンズ・・・アポジンマー 150mm F5.6 MC(使わなかった)
  • 中望遠レンズ・・・アポジンマー 210mm F5.6 MC
  • 超望遠レンズ・・・ニッコールT*ED360mm F8/500mm F11
  • フィルムホルダー・・・フィディリティーエリート 4×5ホルダー(5枚)
  • フィルムホルダー・・・FUJI クイックロードフィルムホルダーⅡ(使わなかった)
  • ロールフィルムホルダー・・・ホースマン 6×9ホルダー
  • 単体露出計・・・セコニックL406
  • 三脚・・・GIZTO G1349(雲台G1570M)
  • 冠布・・・銀一オリジナル4×5用
  • ピントチェック用ルーペ・・・シュナイダーマグニファイヤー×6 アスフェリック
  • 4×5シートフィルム・・・RVP、RVP50、RVPF(QL)
  • 120ロールフィルム・・・FORTIA SP
  • その他・・・レリーズケーブル、レンズクロス、ブロアーなど
デジタルカメラ
  • ボディ・・・Nikon D2Hs
  • 標準ズームレンズ・・・Ai AF-S Zoom Nikkor ED 28~70mm F2.8D
 

新旧RVP撮り比べ2007年05月14日 21:31

【RVPとRVP50】

 先日の明智平で撮り比べた旧ベルビア(RVP)と新ベルビア50(RVP50)の現像が仕上がりました。
 各カメラ雑誌の5月号では、各誌こぞって両者の撮り比べ記事を載せています。サラッと立ち読みしてみましたが、どれも良い事しか書いてありません。まあ、当然雑誌社にとってはメーカーは強力なスポンサーですから、太鼓持ち的記事になる事は否めませんので、やはり実際に自分が使ってみてどうか、が重要です。


 さて、気になる結果ですが、、、
 RVPに比べてRVP50の方が、若干すっきりとした仕上がり具合になっています。
 今回はヤシオツツジがメインの被写体なので、どうしてもピンクやマゼンタ系の発色を見てしまいますが、RVPの方がこってりとした色乗りです。
 ここら辺は好みの問題も有りますが、マゼンタ系に限って言えばRVPの方が自分の好みに合っている印象です。
 実際のフィルムの色具合とは異なりますが、ライトボックスに載せた原盤をD2HsのJPEG一発で撮影してみました。補正は掛けていません。
[画像にマウスカーソルを合わせ左クリックでオリジナルサイズ(2464×1632)の画像を別ウインドウで表示します(5月一杯有効)・以下同じ]

  左RVP・右RVP50
【左RVP・右RVP50】
 D2Hs JPEG-L(FINE)をリサイズ
 AF-S Zoom Nikkor ED 28-70 F2.8D (38mm)
 1/250sec. F16
 ISO 200

 うーん、やっぱりフィルムの色はデジタルでは出ませんね~。


 今日の所はマゼンタ系だけでしたが、ベルビアの本領は緑系の色でこそ発揮されます。
 新緑真っ盛りのシーズンですので、これからもう少し撮り比べて見たいと思っています。


 所で比較云々よりも肝心の撮影結果ですが、、、
 まあまあ、イメージ通りに撮れていました。当日は風が結構あったのでシャッタースピードが8分ノ1程度では被写体ブレが心配だったのですが、、、まあ許容範囲です。
 それとやっぱりシノゴのポジは良いですね~、135サイズとは比べ物になりません。これからの季節、新緑や高山植物など本当に楽しみな季節になって来ます。しばらくは早朝撮影で寝不足な日々が続きそうです。
 

 例によってオリジナル画像を掲載しておきますのでよかったら覗いてみてください。5月一杯は掲載しておきます。
私のアルバム