ようやく風邪が治りました2007年02月06日 21:40

 正月休み明けから患っていた風邪も、ようやく完治しました。
 これまで奥日光行きをほぼ一ヶ月の間自主規制していましたが、そろそろ解禁しようかと思います。


 それにしても風邪が治るのに一ヶ月も掛かるとは、、、
 最初に行った医者が悪かったのか、薬が合わなかったのか、年をとったせいで回復力が落ちたのか定かではありませんが、一ヶ月の自主規制は非常に辛いものがありました。
 でも、今年は本当に暖かすぎるくらいの異常気象で、よしんば出掛けたとしてもたいした写真にはならなかったでしょう。インターネットのアメダス情報を毎日チェックしていましたが、奥日光中宮祠で-12℃程度が最低で、何日も続くと言う状況では有りませんでした。
 中宮祠で-12℃まで下がれば、戦場ヶ原や小田代ヶ原では-20℃近くまで行くでしょうが、自分がチェックした限りでは平均的にはせいぜい-6~8℃位でしたので、やはり期待するような全面霧氷の写真にはならなかったでしょう。
 そんなこんなで、淡い期待を込めて奥日光入りをして結局空振り、と言うことがなかっただけ、長患いもある意味ラッキーだったかも知れません。


 暖かいとはいえまだまだ2月上旬です。冷え込む時期はもう少し続きますので、まだチャンスはあります。
 早く本来の冬の姿になって欲しいと願うばかりです。
 ひょっとするとこのまま春になってしまうかも知れませんが、、、、

一ヶ月ぶりの奥日光2007年02月08日 22:01

 風邪から復活して、久々に早朝奥日光に行ってきました。
 昨晩の天気予報&アメダス情報では、気温はそれほど下がらなさそうでしたので貴婦人の霧氷は期待できませんが、風が弱そうでしたので、裏男体からのご来光(ダイヤモンド富士ならぬダイヤモンド男体山)を狙いに、光徳に行ってみました。


 日の出の時刻を調べると、栃木県では2月8日は6時37分だそうなので、光徳沼には6時30分くらいに着けば十分かと思い、5時40分に自宅を出発。全く雪のないいろは坂をガンガン登り、6時15分に光徳県営駐車場に到着。
 さすがに光徳まで入るとそれなりに雪があり、駐車場は毎日完全に除雪するわけではないらしく、アスファルトは見えませんでした。それどころか降雪がないせいで、あちこちでカチンコチンに凍っています。
 光徳駐車場から光徳沼まではミズナラの林の中を行きますが、積雪の少なさと程よい圧雪とで、非常に歩きやすく、難なく光徳沼まで到着。
 ここもやっぱり暖かい(っていうか寒くない)。手元の温度計で-6℃。期待はしていなかったけど、もしかしたら霧氷が着いているかも知れない!と万が一の希望も儚く散る。つまらん。


 気を取り直して早速沼の対岸のロケハン済みポイントまで進む。この場所は秋口から目をつけていた場所で、意外なほど先鋭な姿を見せる男体山が光徳沼に投影する様子が眺められる絶好のポイントです。
 それにしても何度も言うようですが本当に雪が少なくて、普通なら膝まで埋まりながら歩くはずが殆ど沈みません。こんなのでよろしいのでしょうか??
 早速テヒニカを三脚にセットし、アポジンマー150mm/F5.6で構図を決める。事前にイメージしてたよりも若干画角が狭い感じ。このポイントからは120mm程度がちょうどよさそうに感じましたが、あいにく120mmはまだ持っていないので、仕方なく150mmを使うことにする。だったらもう少し下がればいいじゃない?と思うのですが、周囲には余計な樹木が沢山有りますので、下がると今度は木や枝が邪魔になってしまうのです。
 画角が狭いとは言っても、山頂から緩やかな傾斜を描く北側斜面は程よく収まりますし、手前側の沼もそれなりの面積で入ります。まあ、こんなものでしょうね。いずれ資金に余裕が出来たら、スーパージンマー120mm/F5.6あたりが欲しいのですが、、、当分無理だな。
 フレーミングの後はアオリの調整。この場所はカメラ位置を高くすると、ミズナラの枝が画面に入ってしまい自分的には邪魔なので、カメラ位置を低くして余計なものは画面に入らないように注意する。
 ただし、カメラ位置が低くなるとカメラ自体が若干上を向くようになり、遠近感が出て山が後方に反り返るようになってしまうため、カメラを水平に保ったままライズアオリで構図と山の形を調整する。
 次に前景である手前の沼に生えるヤチボウズから、中景のカラマツやミズナラの林、遠景の男体山まで全てにピントが来るようにチルトアオリとレンズ繰り出し量の調整をする。ピントチェックはピントルーペを使って厳重にチェック。また、冠布を被って外光を遮って画面の隅々までよーーーく観察し、余計な事物が入っていないかや水平・垂直などを厳重チェック。
 これでフレーミングから遠近感の調整、ピント調整までが完了。この時点での時刻は6時45分。まだまだ太陽が顔を出す様子はない。


 さて、問題は露出の決定。
 カメラの正面から太陽が入ってくる構図になりますので、画面内に極端に明るいところと極端に暗いところが混在することになります。
 セコニックのスポットメーターで空を測光してみたり、山肌を測光してみたり、水面に移る空を測光してみたりしてみるが、なかなか見当が着かない。
 まあ、太陽が顔を出すまでまだ時間が有りそうなので、しばらく様子を見ながら刻々と明るさが増してくるのに合わせることにする。


 そうこうしているうちに、何やら対岸に数人のグループがやってきました。
 天気がいいとはいえ、こんな条件が良くない平日に、わざわざやってくるなんて、、、気が知れない。とかなんとか思ったけど、自分もそういう所謂「変人仲間」の一員だったりして。
 太陽が昇ってくるまで暇だったので、しばらく彼らの様子を観察していましたが、皆一様に35mm一眼レフか、デジタル一眼レフの様子。多分十中八九デジタル一眼レフでしょう。沼を泳ぐ水鳥や遠景の山並みを撮影しているようでした。
 そんな水鳥や山を撮ったって、たいした作品にはならないでしょ、と胸の内で呟きながら眺めていました。
 そんな彼らでしたが、対岸に自分の姿を見つけるや、「ここで撮影していて邪魔になりませんか?」と声をかけてきました。一応、先着していた自分に対する礼儀ですね。へ~、意外としっかりしているじゃん。まあ当然といえば当然のマナーですけど、それすらも出来ない人達が多い中で、ちょっと気分が良くなりました。


 そんなこんなで待ちの時間が続いたのですが、時計の針も7時20分を過ぎる辺りから、太陽さん、そろそろ顔を出してくれないと遅刻しちゃうよ、とちょっと焦り気味になってくる。光徳から宇都宮まで、どんなに急いでも1時間は掛かります。
 今いる位置から駐車場までの歩き時間や機材をしまう時間を考慮すると、7時45分が限界。まだかよ~~~~。
 と思っていたら、7時35分、ようやく山の稜線からダイヤモンドのような輝きを放つ朝日が顔を出しました。
 手早くクイックロードをセットし、段階露出で3枚撮影しました。その間わずか1~2分でしたが、そんな短時間でも一度顔を出した太陽は、それまでのなかなか顔を出さなかった状況とは裏腹に、加速度的に光量を増してゆきます。
 こういう時、最近の35mmAF一眼レフなら、一瞬にして段階露出撮影を済ませてしまうのですが、大判カメラには苦手この上ないことです。
 やはり経験を積んで、段階露出なしで一発で物に出来る技量を身に着けなければならないようです。
 まあ今日はその経験のために来たようなものですが。決してイメージどおりの風景にはなっていないだろうとは分かっていましたし。


 早速夕方いつものヨドバシに現像に出しに行きました。
 3枚撮影したものの内、取り敢えず1枚をノーマル処理で現像して、仕上がりを確認してから残りの2枚について増減感指示を出したいと思っています。
 このように一枚一枚自由に現像処理することが出来るのも、シートフィルムを使う大判カメラの利点ですね。
 35mmフィルムを使うカメラでは、少なくとも12枚や24枚は同一処理になってしまいますからね。
 仕上がりは土・日・祝日が入るので、13日(火)です。とても楽しみです。


 それにしても1時間かけてたった3枚しか撮影しませんでした。しかも3枚とはいえ実質は1カットですから、1時間で1枚です。
 以前の35mmなら36枚一本使っていたでしょうし、中判でも120フィルムで9枚は撮っているでしょう。折角早起きしてここまで来たんだから、作品にならなくても取り敢えずの「押さえ」として撮っちゃえとかなんとか言ったりして。
 やはり、大判は一枚一枚の重みが違います。


 そうそう、一つ言い忘れましたが、今日は不覚にもいつものD2Hsを忘れてきてしまったため、肝心のブログ掲載用写真がありません。なんともオマヌケな話しです、トホホ

眠いですね~&ついにプロデビュー?2007年02月09日 22:09

 昨日、久々に早起きした所為か、今日は一日なんとなく眠かったです。何となくどころか実は少々朝寝坊をしてしまい、早出の集合時刻に15分ほど遅刻してしまったのですが、、、やってしまいました。


 昨夜は確かに6時10分前に目覚まし時計をかけたはずなのですが、朝、はっと目を覚ますと7時10分。
 約束の集合時間は7時30分だったのですが、トキスデニオソシ。慌てて身支度をし車に飛び乗り、日光道路をかっとんで行ったのですが、結局会社に着いたのは7時45分。ごめんなさ~い。


 まあ、お客さんや大事な取引先との待ち合わせではなかったので、事なきを得たのですが、、、よくよく注意しなければいけませんね。反省。
 それにしても、一ヶ月の休養期間ですっかり体が惰眠になじんでしまったようで、以前であれば週に二日は早朝撮影できるくらいの体力があったのですが、今日はすっかり駄目でした。春眠不覚暁、には少し早すぎますね。


 そう言えば今日、町の広報誌の表紙撮影依頼がありました。
 って言うと何だかカッコいいですが、実際はこれまでの担当が異動でいなくなり、普段お願いしている人は先約が入っていて断られ、回りまわって代役の代役で話しが来ただけで、どうしても自分に依頼したいわけではないのです。
 でもまあ、そうは言っても歴とした公共機関の広報誌で、衆目にさらすことを目的とした写真撮影なので、なんとなくプロになった気分になりますね。それと同時に、プロの仕事のプレッシャーも感じますね。
 これまでは飽くまで好きで勝手に撮っていたので、出来上がる作品は、端的に言えば自己満足で良かったのですが、面と向かって依頼されると、先方が満足するような仕事をしなければいけません。これは本当にプレッシャーです。


 仕事は明後日11日の日曜日。内容は町の守護神である王子神社のイベントである「がらまき」(新築の建前などで、お餅やお菓子、日用品などをばら撒き、近所の人達が喜ん拾うようなものと同じと思ってください)に夢中になる子供達を撮影する、というものです。
 それと、依頼は家族経由で聞いたので、クライアントの要求の詳細を聞いていないのですが、メディアはネガなのかポジなのかデジタルなのか、縦位置や横位置などの構図の限定があるのかなど、全く分かりません。
 もしかしたら、相手はそこまで深く考えていないかもしれませんが、、、、
 取り敢えず動きは激しいでしょうから、少しでも早いシャッターが切れるように、感度400のポジフィルム、プロビア400X(RXP)を買ってきました。印刷原稿にはやっぱりポジでしょう。
 まだ、どうなるか分かりませんが、とにかく当日は、F3+MD4、D2Hsの2台体制、場合によってはテヒニカも持ち出して、3台体制で臨もうと思っています。
 とにかく早速明日はロケハンと洒落込みましょうかね。

明日の準備です2007年02月10日 21:12

 明日はいよいよプロデビューの日(大袈裟)。日中は子供達を連れて「散歩」と言うい事にしてロケハンにいってきました。


 昼前に会場である王子神社に行って見ましたが、既に櫓は準備されており、何となくイメージを掴むことが出来ました。
 一応、クライアントからの依頼と言うか要望を確認したところ、「ハイアングルで上から見下ろすような絵が欲しい。」と言うことでしたが、結構難しそうですね。ハイアングルと言うことは脚立なりでかなり高い位置にカメラを構えなければいけないわけですが、櫓にあまり近づきすぎると、バラ撒かれたものを夢中で争うように拾いまくる群集に蹴倒されてしまう恐れが十分にあります。


 しかもばら撒く方向は櫓の前方だけではなく、四方八方にばら撒くため、カメラポジションには相当気を遣わなければなりません。
 あまり近づきすぎると危険なため、やはり少し下がるしかなさそうです。まあ、あとは行き当たりばったりで行くしかないですね。
 兎に角、明日も朝早めに出かけて、主催者と入念に打ち合わせをして決めることにしようっと。

春一番だそうです2007年02月13日 23:45

 今日、気象庁は関東地方に春一番が吹いた、と発表しました。東京なんかは初雪の前に春一番だそうで、観測史上でも希有な事のようです。
 だってそうですよね~、雪が降る前に春ですよ。全く地球様はどうなってしまったのでしょう。


 結局今年は冬が無かった、という事でしょうか。
 我が家の周りでも未だに雪が降りません。もしかすると知らない内に降っていたかもしれませんが、自分の知る限りでは積雪は間違いなく"0"です。
 この先、多少は寒い日も有るでしょうが、-10℃を下回るなどと言う事はあり得ないでしょうね。結局今年は冬の写真が撮れませんでした。


 こうなって来ると次の関心事は春の芽吹きや雪解けですが、、、、芽吹きはともかく雪解けはダメですね。雪が無いんだもん。
 こうなって来るとしばらく端境期だな~~。次に奥日光を狙うのは、ヤシオツツジかアズマシャクナゲ、トウゴクミツバツツジや新緑、、、いずれにしろ、4月以降になりそうです。
 当分ネタに悩みそうな、、、、