那須岳に行ってきました ― 2013年05月25日 23:16

茶臼岳山頂
【茶臼岳山頂】


 二男と一緒に那須岳に行ってきました。
 先月はまだ残雪の多い高原山に行ってきましたが、あれから大分陽気も良くなり、ほぼ雪も消えているだろうと思っていましたが、予想通りの状況で、天気も良く非常に快適な登山となりました。

 さすがに今日は混雑するだろうということと、出来れば最高峰の三本槍まで行ってみたいとの思いから、早朝5時に自宅を出発。快適に東北道から那須街道をひた走り、6時20分に峠の茶屋近くの県営駐車場に到着。
 すでに日は高く、それなりの数の車が止まっており、ハイカーたちが次々と登山口から山に入って行きます。
 こちらも手早く準備を済ませ、いざ出陣!!

 思えば那須岳に来るのは6年ぶり。このブログを長期休載する直前の秋山以来、6年ぶりです(2007年10月22日の記事参照)。
 あの時は写真目的でしたので、リンホフの大判カメラ一式とD-SLRなどの写真機材満載でしたが、今回は子ども連れのため安全第一の装備優先で、コンデジ一つで身軽にやってきました。最悪、子どもをおぶって歩かなくてはなりませんので、、、
 まあ、結果的には無事に楽しく行ってこられたので良かったです。

 それはともかく、今日の行動ルートは、
 6:40 峠の茶屋登山口 → 7:30 峰の茶屋 7:40 → 8:30 茶臼岳 9:00 → 9:20 峰の茶屋 9:20 → 10:10 朝日岳(昼食) 11:45 → 12:10 熊見曽根 12:20 → 13:30 三本槍岳 14:00 → 14:40 熊見曽根 14:40 → 15:15 峰の茶屋 15:20 → 16:00 峠の茶屋登山口
 と言う、それなりのロングコースでした。
 普通那須岳と言うと、ロープウェイを使って比較的楽に登れる茶臼岳と、せいぜい朝日岳に行くコースが一般的で、三本槍岳まで行く人はそんなに多くは無いのですが、那須岳の最高峰は三本槍岳なので、二男が一番高いところに行きたい、と切望していたので、思い切って行ってみることにしました。
 もちろん憧れだけで行かれるほど甘くないのは十分承知です。先月の高原山登山で、二男もそれなりに歩き通せる見込みがあったのも、三本槍まで行ってみようと決断した理由ではあります。
 もっとも天候やその他気象条件、途中の行動の様子などで状況に応じて行く行かないは決めようと思っていました。
 結果的には、途中、三本槍への登りで少々へばり気味でしたが無事に登頂し、最後までケロッとして歩き通していました。子どもの体力は大したものです。

 話を少々戻して、順を追って行動を振り返ります
 登山口から登り始めてしばらくは樹林帯を歩きますが、程なく森林限界を超えると目の前に朝日岳の荒々しい岩峰が見えてきます。いきなりアルペンムード満点です。
朝日岳の岩峰
【朝日岳の岩峰を眺めながら登ります】

 とにかく今日は天気がよく、眺めは素晴らしかったです。峰の茶屋を過ぎて主稜線に出ると、残雪に覆われた会津の山々も見えてきます。
峰の茶屋から茶臼岳に向かう途中
【峰の茶屋から茶臼岳に向かう途中・残雪の会津の山々】

 その後、茶臼岳(1915m)でひとしきり景色を楽しんだ後、一度峰の茶屋まで戻り、本日二峰目の朝日岳を目指します。
 朝日岳は那須岳の中でも一際アルペンムードの色濃いところで、途中鎖場のある岩場を何か所か通過します。北アルプスの穂高や剱の岩場を経験していると、まったくもって大したことのない岩場なのですが、二男にとっては初めての経験だったので、それなりに緊張したようですね。
朝日岳への鎖場通過
【朝日岳への鎖場通過】

 鎖場を過ぎてガラ場の急登箇所を過ぎると朝日の肩に出て、最後の一登りで朝日岳(1896m)に到着です。
朝日岳山頂にて
【朝日岳山頂1896mにて】

 その後、朝日の肩まで戻り昼食を採ったのち、まだまだ時間と体力に余裕があったため、三本槍岳をめざして歩きます。熊見曽根を登り返し、清水平に下ったのち、這松帯の登りを超えると、那須岳最高峰の三本槍岳に到着しました。
三本槍岳山頂
【三本槍岳山頂1917m】

 因みに三本槍岳ですが、山容が槍のように尖っているわけではありません。山名の由来は山頂にあった案内板によると、
 『会津藩、白河藩、黒羽藩の三藩が毎年山頂に槍を立てて藩の境界を確認したこと』によるそうです。
 山頂で休憩中にヒオドシチョウの越冬個体がなわばり行動をしている様子が観察できました。
三本槍岳山頂のヒオドシチョウ
【三本槍岳山頂のヒオドシチョウ(越冬個体)】

 帰りの熊見曽根付近で、珍しい鳥が比較的近くまでやってきて何やら行動してい所を観察及び撮影する事が出来ました。
ホシガラス
【帰りの熊見曽根付近で出会ったホシガラス】

 後から調べると”ホシガラス”と言う野鳥で、日本では北海道・本州・四国の亜高山帯・針葉樹林で繁殖するそうで、針葉樹の実をよく食べるそうです。そう言えば見かけた場所は這松帯だったので、這松の実でもついばんでいたのかもしれません。
 実はそんなに珍しくは無いみたいですが、人里にはそうそう現れるものでもなさそうですので、まあまあ観察できてラッキーではあったようです。

 そんなわけで、朝から夕方まで歩き通して、それなりの疲労感はありましたが、二男も大満足な山行となりました。
 実は自分は13年前に一度、一人で三本槍岳まで行ったことがありましたが、その時は雨の中でしたので、これほどの好天に恵まれて景色を楽しみながら登ったのは初めてだったので、自分としても非常に実のあるものとなりました。

 今日は天気は良かったのですが、まだまだ新緑には早かったし高山植物も咲いていませんでしたので、次回は三斗小屋温泉にでも泊ってゆっくりと来たいものです。
 また、二男もそれなりに岩場歩きや長時間行動が出来るということも分かりましたので、今年のうちに男体山や白根山を経験すれば、それこそ来年は北アルプスも縦走できそうな雰囲気になってきました。
 これからが益々楽しみになってきました。
 う~~ん、来年の夏はついに3,000mか??