家族で真冬の奥日光2007年01月05日 23:08

 例年にない暖かさと、親父ばっかり遊びに行ってずるい!と言うことで、家族みんなで湯滝を目指しました。


 特に歩くわけでもなく、ただ真冬の奥日光を見に行くだけのつもりでしたので、ゆっくりと11時ごろ自宅を出発。
 昨日も来たばっかりでしたが、いろは坂は暮の降雪で馬返しのやや上辺りから、ずーっとカリカリのアイスバーン状態。
 でもレガシイB4は全く不安気なく安定して登っていきます。
 全く危なげなく12時30分ごろ湯滝へ到着。

 長男も二男も夏に行った奥日光がよっぽど楽しかったのか、以前から「また行きたい、また行きたい」と言っていたのと、今年は本当に雪が降らないので、雪遊びでも出来ればいいと思っていましたが、案の定、駐車場についた途端大はしゃぎ。除雪した雪が駐車場脇に積んであったのを見て、早速雪遊びに興じました。

雪遊びに夢中の長男
【雪遊びに夢中の長男】


 時間も時間なので、そろそろ昼餉にしないと二人とも機嫌が悪くなります。「そろそろ滝を見に行こうよ~」と誘って、レストハウスの前を通って観瀑台へ。
 向かう途中、日陰の道はつるつるに凍っていて、氷の上を歩きなれない二男は、何度か尻餅をついてしまい、始めのうちはけろっとしていたのですが、早く滝を見に行きたいのに思うように歩けないのと転んだ痛さで、何度目からは「また転んじゃった~」と半ベソ状態。その様子が可愛いやら可哀想やらで、仕方ないから自分が抱っこして観瀑台へ行きました。
 ところが、レストハウスのすぐ隣に、ハウスの人が作ったかまくらがあり、足止めを食ってしまいました。でも、初めてのかまくらは、「雪のお家だ~」とぐずっていた二男も一気に機嫌を直し、二人も楽しく遊んだようでした。

かまくらに入る二男
【かまくらに入る二男】


 暫く遊んだ後、ようやく湯滝観瀑台へ。
 相変わらず二男は大喜び。「お空から降ってくる滝だよ」と一所懸命に説明していました。
 早速持ってきたテヒニカを三脚にセットしフレーミングやら露出決定を行い、記念撮影としゃれ込む。
 ところが大判カメラにはセルフタイマーが付いていません。ついこの間まで使っていたGX680Ⅲには、ワイヤレスリモコンが付いていて自分入りの記念撮影には甚だ具合がよろしかったのですが、大判カメラはこういう状況では困ってしまいますね。
 仕方ないので、近くにいた家族連れの若いおとーさんに、シャッターレリーズを押してもらうように頼んでしまいました。

 記念撮影の後、湯滝レストハウスで楽しい昼食。細君は舞茸天ぷらそば、長男は来る途中で買ってきたコンビニおにぎり、二男は特製カレーうどん、自分は二男がわずかに残したカレーうどんの汁とコンビニおにぎりで済ませました。
 ここで新しい発見があったのですが、ここのカレーうどんはそこいらのレトルトをうどんにかけただけではなく、しっかり出汁の効いたカレー汁で煮込んで作っているので、とても美味しい!という事です。こんな山奥でここまで本格的なカレーうどんが味わえるとは思いませんでした。身も心も温まりました。

 湯滝からの帰り道に竜頭の滝も見物し、最後の締めは華厳の滝。
 湯滝レストハウスで時間を消費しすぎたので、華厳の滝に着いたのは何と午後4時。エレベーターも4時15分で営業終了だったので、ぎりぎりセーフでした。
 奥日光全体で雪不足、寒さ不足を感じていましたが、ここ華厳の滝でもそれは顕著でした。
 やっぱり雪や氷は少なめです。

冬らしくない華厳の滝
【冬らしくない華厳の滝】

 華厳の滝でも記念撮影と思っていたのですが、辺りはもう薄暗くなっていましたし、やはり子供たちも疲れてきていたようで記念撮影に乗ってこなかったので、ここでは諦めました。
 細君は「滝だけ撮れば~?」と言っていたのですが、はっきり言って光線の条件も悪く、雪や氷も少ないので絵になりません。35mmやブローニーだったら”取り敢えず押さえで”撮影したかもしれませんが、さすがに4×5ではフィルム代と現像代で1コマ当たり約600円掛かりますので、いちいち押さえで撮影していてはキリがありません。早々と諦めて引き上げました。


 帰りの車ではみんな寝るかと思っていたのですが、やはり夏場と違い運動量が少ないのと早起きしたわけではないので、子供たちは全然寝ませんでした。細君はいつもどおりグースカピーでしたが、、、まあ、こういう車での移動時位しか昼寝も出来ないでしょうから、騒ぎまくる子供たちをなだめながら帰ってきました。
 それにしても今日はすこぶる暖かく、本当にラッキーな一日でした。
 よもや1月の厳冬期に、子供連れで湯滝まで来られるとは思っても見ませんでした。
 子供たちは益々奥日光にハマる事でしょう。シメシメ。立山黒部への布石はバッチリ!かな??