大判カメラってどんなカメラ?①2007年01月13日 21:37

 今日は大判カメラの特徴や魅力について、もう少し掘り下げて考えて見ます。


 大判カメラの仕組みは非常にシンプルで、撮影用のレンズ・カメラ本体となる暗箱(通常は蛇腹で伸縮式)・そして映像を見るためのピントグラスの三点で構成されています。
 35ミリカメラや中判カメラではカメラのタイプによって可動式のレフレックスミラーや露出計、モータードライブなどによる自動フィルム給送など複雑な機構を搭載していますが、このような装置は大判カメラには搭載されていません。


 カメラを使う上で最も基本的な動作である、ピント合わせやフレーミングのために画面を見ることさえ、完全に手動式でシャッターと絞りを開き、ピントグラスに映し出された上下左右逆さまの映像を確認して行うことが基本です。
 はじめは多少の慣れが必要ですが、実際に写るものと全く同じ映像を実物大で確認できるのは、大判カメラならではの特徴でも有ります。


 通常のカメラで最も凝った作りになっている絞りやシャッターはレンズに内蔵(レンズシャッター)され、設定できる数値も使用するレンズ(搭載されているシャッターユニット)に委ねられます。
 大判カメラ用のレンズは、レンズを固定するための板(レンズボード)の大きさが規格で決められているため共通の規格として広く普及しているリンホフボードなどを使えば、メーカー間を超えてあらゆるレンズを装着・使用できることも大きな特徴です。35ミリカメラなどはキヤノンEFマウントやニコンFマウント、ペンタックスKマウントのように、ほぼ100%メーカー独自のレンズマウントを持っていますので、普通はボディとレンズは同一メーカー同士でしか使えません。さらに同一メーカーでもキヤノンやミノルタなどは、カメラのAF化の際に従来のマウントを変えてしまっていますので、同じメーカーのものでも装着できない、何ていうことも有り得るのです。こうしてみると、大判カメラは非常に汎用性の高いカメラだともいえます。
 

 力尽きたので、続きはまた明日。